ホーム > 観光情報ページ > 町のキラリ > 町長の事業所訪問 > 第2回 町のキラリ企業紹介『町長の事業所訪問』(メイジテクノ株式会社)
町内には、「キラリ」と光る事業所が多く存在します。そんな事業所を町長自ら訪問して、事業所概要や今後の展望等を拝聴し、それを町民に紹介する「町のキラリ企業紹介『町長の事業所訪問』」を実施しました。
左から、林町長・佐藤社長・細沼会長・千野取締役 |
第2回目は、11月30日(金)に竹間沢にある「メイジテクノ株式会社」を訪問しました。当日は、商工会細沼会長・谷合副会長も同席していただき、佐藤代表取締役社長より直接お話を伺いました。
メイジテクノ株式会社の沿革は、昭和39年(1964)アヅマ光学株式会社を設立し、顕微鏡のOEM生産を開始したことから始まりました。その後、昭和50年(1975)に顕微鏡の製造・販売・輸出を主とする明治ラバックス株式会社を東京都豊島区に設立。社名を「メイジテクノ株式会社」と変更し、平成2年に本社を埼玉県大井町(現ふじみ野市)に移転。さらに、平成14年に三芳町竹間沢に本社を移転しました。
顕微鏡を見る角度にもこだわりが |
みずほ台駅に向かう大通りで目にする、顕微鏡をのぞいている姿が印象的な看板。三芳町に移転する際、設計事務所の方が考えたデザインと言うことですが、医学者「野口英世」に似ていると話題になることもあるそうです。
組み立てられた顕微鏡 |
顕微鏡にはいくつもの種類がありますが、メイジテクノ株式会社が取り扱う顕微鏡は、光学顕微鏡。精密機器を取り扱うメーカーや研究所、医療機関など精度や質の高い顕微鏡が要求される分野において、絶大な支持を受けています。中でも、高級宝石顕微鏡は、メイジテクノ株式会社のみが生産しています。
工程を説明する佐藤社長 |
生産される顕微鏡は、国内だけでなく世界40カ国に輸出されています。設計から組み立て・調整まで、自社一貫製造のため、顧客の要望に合った顕微鏡を作ることが可能です。佐藤社長は、「小さな企業でも勝つ自信があります。それは、顧客のニーズを分析して対応し、自社一貫生産のため少量多品種を作ることができる事と、その品質の高さが保証できるからです。」と語ってくださいました。
作業する職人さんたち |
その品質を作りだしているのは、職歴何十年にもなるベテランの職人たち。事業所では、熟練の職人による部品の削り出しや組み立て、調整などが行われ、「モノ作りの原点」である人の手によって、顕微鏡が作り出されていく様子は感動ものです。「ネジの締め方ひとつとっても、人の手の感覚が大事。精密機材でありながら、人の手の感覚が一番確かなんです。」と小林工場長は教えてくれました。
技術の伝承も大切な仕事 |
現在、熟練の職人に混じって、今年入社した2人の若者が働いています。技術の伝承は大切な仕事のひとつ。入社1年目のまだ新しい作業着姿の背中と、職歴40年の背中が並んで仕事をしている姿はとても印象的です。
佐藤社長は、「世界は楽しい。視野の広い青年を育てたい。」と、社員教育について熱く語ってくださいました。
スタジオでの佐藤社長 |
最後に見せていただいたところは、なんとスタジオ。佐藤社長自らカタログに載せる写真を撮るそうです。世界に羽ばたく事業所として、ますますのご発展をご祈念申し上げます。
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