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町のキラリ

町長の事業所訪問

第4回 町のキラリ企業紹介『町長の事業所訪問』(株式会社 有村紙工)

 町内には、「キラリ」と光る事業所が多く存在します。そんな事業所を町長自ら訪問して、事業所概要や今後の展望等を拝聴し、それを町民に紹介する「町のキラリ企業紹介『町長の事業所訪問』」を実施しました。

町長の事業所訪問(株式会社 有村紙工)

左から町長・有村実専務・有村誠社長
・細沼商工会長

 第4回目は、7月5日(金)に上富にある「株式会社 有村紙工」を訪問しました。当日は、商工会細沼会長、青木副会長、谷合副会長も同席していただき、有村誠代表取締役社長より直接お話を伺いました。
 (株)有村紙工では、主に各種段ボール製品の製造販売を行っています。輸送・梱包に欠かせない段ボール。現在、その用途は広がっており、今回訪問したことで、ひとくちに段ボールといってもその用途・要望の広さに驚きました。


会社概要説明の様子

事業概要説明の様子

 (株)有村紙工は、昭和44年(1969)に「有村商事」として先代の有村龍雄氏が創業しました。その後、現在の場所に移転し、平成9年(1997)に「株式会社 有村紙工」に法人名を変更し、物流分野でのトータルコーディネーターとして事業を展開しております。その経営理念は、お客様の視点から発想し考え行動すること、努力と挑戦を大切にすること、そしてなによりお客様・仕入先に信頼される誠実な企業を目指し、創業から変わらぬ「誠実」を大切にしています。


最新設備 3色印刷機

3色印刷機・ワンステージフォルダーグルア

 工場内には、創業からある機械や最新機器まで、あらゆる要望にこたえられるように設備が整えられています。写真にある3色印刷機は最新機器で、コンピュータ制御によりのりづけ、折り目、印刷から束ねるところまですべて一括管理で行うことができます。


小口発注に対応するように機器を配置

小口にも対応できる設備体制

 1枚からのお客様を大切にする経営方針のもと、小口のお客様にも対応するための機械も配備されております。


ホチキス止めをする職人

段ボールのホチキス止め

 段ボールの接着にのりづけが多くなった一方で、以前のようなホチキス止めの段ボール作りも行っています。ホチキス止めは、職人技です。


リサイクル施設

リサイクル施設

 段ボールは古紙を利用して生産されるため、工場内で出た半端な材料などはすべて敷地内にあるリサイクル施設で再び原材料として利用できるようになります。そのため、廃棄物は年間で4トントラック1台分しかでないそうです。また、工場の周辺には畑があり、日照が原因で生産物に影響がでないように工場の配置にも気を配っています。そうした周囲の環境に配慮し、地域に愛される工場作りを実施していることが認められ、平成19年(2007)には「彩の国工場」に指定されました。


災害用トイレも段ボール

災害用トイレも段ボール

 近年では、輸送・梱包用だけでなく、災害時に活用するための段ボールが注目されています。その一つが、災害用のトイレ。もちろん大人が座っても壊れることはなく、吸収剤と合わせて利用する事でにおいもなく使用することができます。また、トイレに付属する覆いも段ボールでこしらえることができます。ふだんはたたんで置けるので、収納にも困りません。


デザイン段ボール

デザイン段ボール

 今までの製品・技術を守りながらも、新たな事業にチャレンジするため、デザイン段ボールの開発も今後行っていくそうです。これからも、地域密着で物流のトータルコーディネーターとして、ますますのご発展をご祈念申し上げます。


これまでの「町長の事業所訪問」

お問い合わせ先

観光産業課/商工観光担当
電話:049-258-0019(内線:214・215) / FAX:049-274-1013
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