ホーム > 観光情報ページ > 町のキラリ > 町長の事業所訪問 > 第3回 町のキラリ企業紹介『町長の事業所訪問』(株式会社 協同商事)
町内には、「キラリ」と光る事業所が多く存在します。そんな事業所を町長自ら訪問して、事業所概要や今後の展望等を拝聴し、それを町民に紹介する「町のキラリ企業紹介『町長の事業所訪問』」を実施しました。
5種類のクラフトビール |
第3回目は、3月25日(月)に上富にある「株式会社協同商事 コエドブルワリー」を訪問しました。当日は、商工会細沼会長も同席していただき、朝霧重治代表取締役社長より直接お話を伺いました。
プレミアムクラフトビールブランド「COEDO」。このラベルを目にした方も多いと思います。「クラフトビール」とは、職人が作るビールのこと。厳選した天然素材を使い、職人が丹精込めて5種類の個性豊かなビールを作りあげています。
コエドブルワリー外観 |
ブルワリーの運営会社である株式会社協同商事は、1975年にオーガニックの青果物を農家とともにつくり、産地直送で流通することを始めた商社としてスタートしました。そして1996年、ビールの幅広い個性と奥深さに魅せられ、ビール作りの無限の可能性とビールを味わう楽しさを伝えたいという想いを持って、ビール事業が開始されました。
ビールの個性豊かな世界を伝えるのと同時に、もうひとつ大切にしてきた考えは、有機農業流通商社として地元の農産物を原料として使用してビールを醸し出すということ。地元の農産物である「さつまいも」、中でもさつまいもの女王「紅赤」を使用したビールは、そのアイデアも世界的にユニークであるばかりでなく、品質的にも世界から高い評価を受け、2007年モンドセレクション最高金賞を受賞しました。製造技術の基礎はブルワリー開設の初期5年間、本場ドイツからブラウマイスター(ビール職人)を招き、現在はその技術とビール作りの精神世界を伝授された9名の日本人職人たちの手で、ていねいに作られています。最近では、女性のビール職人も活躍しています。
朝霧重治代表取締役社長 |
朝霧社長は、「厳選された天然素材を使用し、小規模醸造ならではのこだわりの製法で、ビールの美しい世界とその多様性を提案しています。5種類のバリエーションは、日本の伝統的な色を冠としたネーミングと、日本的イメージを基調としながらもグローバルなパッケージデザインで、日本発の新たなビール文化を世界に発信していきます。」と語ってくださいました。その心を表現した言葉が、
『Beer is beautiful ビールはすばらしい
And Beer is agriculture そして、ビールは農産物である』。
『ビール伝道士』松永将和氏 |
その想いを消費者に伝えるのが、カスタマーコミュニケーションチーム。そのリーダーである松永さんは、ビール製造に携わっていた経験もあり、ビール作りの奥深さ、そしてビールの楽しみ方をわかりやすくお話してくださいました。その肩書に「ビール伝道士」とあるように、お話をきいているだけでCOEDOビールを味わいたくなります。「ビールは、原材料である麦・ホップ・酵母の種類によって、色・味がさまざまに変化します。『とりあえずビール』ではなく、ぜひワイングラスに入れて、香り・味わいをじっくり楽しんでいただきたいです。」
ビールの色・香り比べ |
ビールの香り比べをすると、確かに、自分へのご褒美として、またゆっくりと食事を味わいたいときや久しぶりに友人と会ったときなど会話を楽しみたいときに、ワイングラスに入れてじっくり飲みたいビールだと感じました。
ホップの試食 |
工場見学の際、ビールの原材料である麦とホップを試食させていただきました。麦の種類によって、酸味や甘みが違うことがわかります。また、ホップも試食しましたがその苦さに驚きました。ホップも種類によって、ずいぶんと味が変わることを舌でよく理解できました。
これからも、農産物としてのビール作り、楽しいビールを提供していただきたく、世界に羽ばたく事業所として、ますますのご発展をご祈念申し上げます。
観光産業課/商工観光担当
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