ホーム > 観光情報ページ > 町のキラリ > 町長の事業所訪問 > 第6回 町のキラリ企業紹介『町長の事業所訪問』(アスクル株式会社)
町内には、知られてはいませんが「キラリ」と光る事業所が多く存在します。そんな事業所を町長自ら訪問して、事業所概要や今後の展望等を拝聴し、それを町民に紹介する「町のキラリ企業紹介『町長の事業所訪問』」を実施しました。
左から村上商工会事務局長・谷合商工会副会長・ |
第6回目は、10月30日(木)に上富にある「アスクル株式会社」を訪問しました。当日は、商工会青木副会長、谷合副会長も同席していただき、支店長の川村様、センター長の村井様よりお話を伺いました。
アスクル(株)では、オフィス用品を始めとする様々な商品のインターネット通販サービスを展開されています。注文したものが明日来るから「アスクル」という社名になったとおり、流通における様々な設備や工夫にたいへん驚かされました。
アスクル外観 |
アスクル(株)は、1993年にプラス株式会社のアスクル事業部としてオフィス用通販サービスからスタートし、今年の7月に東日本エリアの新たな拠点とすべく「ASKUL Logi PARK 首都圏」が開所されました。
三芳に決めた要因としては、所沢ICなど東京北西部及び関東全域への好アクセス条件、液状化の少ない強固な地盤エリアなどの条件を兼ね備え、「アスクルが生まれた土地という岩田社長の思いが大きかった」との事でした。
約20年前に同じ上富にあるプラス(株)の中で生まれた事業が、時を経て大きく成長し、再び三芳に戻ってきたことに社長を始め、社員一同の感慨もひとしおであったそうです。
説明の様子 |
アスクル(株)の企業理念は『お客様のために進化する』です。これは創業当時から、どうしたらお客様に喜んでいただけるか、そのために自分たちはどのようにあるべきかをいつも模索してきたことに由来します。
中小企業の事務の方が文具がなくなるたび、仕事の手を止め安い物を探して買い物にいく、そこで「アスクル」が生まれ、忙しいお母さん達が買い物で重い荷物を持つ姿を応援したい、ここから「LOHACO」(ロハコ:個人向け通販サービス)が生まれました。
商品管理の様子 |
アスクル(株)における東日本の拠点として、202億円を投資したこちらの建物は約70000アイテムを保管し、1日に約120,000行(発注の単位)もの出荷能力があるそうです。それらの商品は建物内に設置されたルートを通り、そのルートとなるコンベアは全長約8キロメートルにも及び上富から鶴瀬駅を往復できる距離に匹敵します。また、建物内には膨大な商品がありましたが、それらすべての保管・管理状況には別世界にいるように感じられ、圧倒されました。
ライン説明の様子 |
建物の延床面積は約72,126平方メートルあり、商品の保管能力・処理能力も大幅に向上しているそうです。この施設を新設したことによって、一般消費者向け通信販売事業「LOHACO」(ロハコ)を中心とした最短当日お届けができる在庫商品の拡大と、より競争力のある物流・配送力を実現することにより、一番を目指していくそうです。
アスクルから見た三富新田 |
建物からは三富新田も見下ろす事ができ、新たな名所になるかな?などとも考えてしまいました。また、LED照明や太陽光発電といったように環境に配慮した設備が施されており、なにより外部照明については、畑側の農作物に極力影響をおよぼさない工夫をいただいたことに感謝いたす次第です。
今の私達の生活はたいへん便利になりました。インターネットで注文したものが、翌日には手元に届くということもあたりまえに感じていましたが、これらを実現するために、とてつもない企業努力の賜であることがあらためて認識させられました。
三芳町に関わる者として三芳で生まれた事業が大きくなって三芳に帰って来られたことはうれしい出来事だと思います。これからも流通業界の先駆者として、ますますご発展されますことをご祈念申し上げます。
観光産業課/商工観光担当
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