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2017年9月に行われた資料館まつりに出演した竹間沢里神楽
芸術文化のまちづくりを掲げる三芳町は、友好関係を結ぶマレーシアのペタリング・ジャヤ市より招待を受け、町の伝統芸能である竹間沢里神楽が「ペタリング・ジャヤ国際フェア2017フォークロアフェスティバル」(11月4日・5日)のオープニング・イベントに出演することになりました。
同フェスティバルは、マレーシアの首都クアラルンプールに隣接する特別市であるペタリング・ジャヤ市が開催するイベントで、歌謡や民族楽器を用いたパフォーマンスや大道芸など、様々な伝統芸能が披露されます。このオープニング・イベントにて、同市が友好関係を結ぶ三芳町、ソウル城北区(韓国)、アサン市(韓国)、バンドン市(インドネシア)の各市が招かれ、それぞれの伝統芸能を披露します。
三芳町では2012年より、マレーシアのアジアパシフィックスマートスクールに中学生海外派遣を行っているなど、マレーシアとの国際親善交流を深めています。同フェスティバルにおいて町が誇る伝統芸能を披露することによって、日本特有の伝統的な文化の魅力発信に寄与してまいります。
竹間沢里神楽保存会のみなさん
竹間沢里神楽は、江戸時代の終わり頃の古文書に活動の記録が並べられています。三芳町(当時の竹間沢村)の陰陽師であった前田家が神楽師として家元を務め、古事記や日本書紀の神話を原典とした演目や創作を演じてきました。ほとんどの神楽にはセリフがなく、神楽面をつけて役を演じます。体全体を使ったしぐさで役柄や場面を表現するのが特徴です。現在では前田社中を中心とした竹間沢里神楽保存会によって受け継がれており、三芳町無形民俗文化財に指定されています。
今回は、舞い手である5名がペタリング・ジャヤ国際フェスティバルに参加し、「敬神愛国」を披露します。
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