【事業所訪問】第4回　ギノウス株式会社（令和5年3月28日）

令和4年度第4回は、ギノウス株式会社を訪問しました。
ギノウス株式会社は、ショッピングモールやデパートなどの商業施設に特化した左官工事、タイル・レンガ・ブロック工事などの施工を行う事業者です。
1962年創業、2003年に三芳町に本社を移転し、2022年には三芳町上富に新本社を建設しました。

工事を請け負っている商業施設は、高価な材料、古典工法と最先端工法の融合、施工時間の制限等などの多くの制約があるそうです。その制約の先にある「人が喜ぶ」空間創りに、日々挑戦しています。
事業で使用する資材は、自社で直接管理しており、セメントや砂の消費は国内トップクラスを誇るそうです。

社員の皆さんが自ら施行した新本社の内装は、細部までのこだわりと技術力の高さが感じられます。
施設内は部屋ごとにコンセプトが異なる複数の応接室や、一番費用がかかったという高級感あふれるトイレなど、訪れる方をおもてなしする空間になっています。

昨年創業60周年に作成したという動画には、会社のこれまでの歩みとともに、未来への強い決意が示されていました。
川﨑社長は、「20年後には世界一の建設会社となり、建設業が世界中で魅力ある憧れの業種になることを目指す」と力強くお話しされていました。

若くして先代から会社を引き継いだ川﨑社長は、事業がうまくいかなかった時期に「10年365日毎日18時間働いて、それでもだめなら辞めよう」と決心して実行し、会社を軌道に乗せたそうです。
また、コロナ禍の苦しい時期には、510坪の大規模な技術研修センターを創設し、独自の研修を通して社員の早期育成を図り、困難に立ち向かってきました。

今後は、三芳町に根ざした企業として、地域のため、世界のためになるよう力を尽くしていきたいと熱い想いをお話しくださいました。
独自の社員教育や7つの行動指針、そして未来への明確な目標設定などのすばらしい取り組みを、町としても見習っていきたいと思います。