町長の事業所訪問　株式会社トーハンロジテックス（令和6年1月29日）

令和5年度第3回は、株式会社トーハンロジテックス三芳事業所を訪問しました。
三芳事業所は昨年7月に加須市から三芳町に移転してきたばかりです。
同社は、日本の出版流通のリーディングカンパニーである株式会社トーハンからの受託を中心に、書籍や雑誌、教育用品や音楽用品の梱包や発送など、出版物を中心とした物流業務を行っています。

三芳事業所では、1.採用品2.検定教科書3.図書館業務4.複合業務と大きく4つの業務を行っています。
1.採用品2.検定教科書では、出版社から納品された学校向けの教科書等を、日本全国の学校ごとに仕分け・梱包し発送する業務を行っています。
新学期に向け、多くの従業員の方が作業されていました。

3つめの図書館業務は公共図書館、学校図書館からの注文書籍を仕分け・発送する業務です。図書館への発送については全国の半数以上が同社から発送されています。
身近な図書館への書籍がこの三芳町から発送されていることに驚きました。

4つめの複合業務では、文具雑貨、CD、DVDなどの他、一番くじ、カレンダー、トミカなど、書店で販売されている本以外の物を幅広く扱っています。
出荷業務の他、返品商品の在庫管理もしており、CD等30万枚を管理、保管、再出荷しています。
その他、大手スーパーへのお中元・お歳暮ギフトの発送なども行っているそうです。

また、三芳事業所では障がい者雇用を積極的に実施しており、現在5名が働いています。業務を作業ごとに細分化し、各人に合った業務を担当してもらうことで、一人ひとりが能力を発揮できるよう工夫しています。
取締役の池澤さんは、「障がいを持つ人も、社会で働くことを通して人との交流を持つことが大切だと考えている」とお話しされていました。

意見交換の中では、三芳町役場近くにある立地を活かし、今後町のイベントにもぜひご参加いただきたいとお話ししました。
多くの事業所に支えられている当町に、魅力あふれる企業が増えることはたいへんうれしいことです。
事業所の皆さんにご協力をいただき、さらに魅力あるまちづくりを推進してまいります。