町長の事業所訪問　大崎電気工業株式会社（令和6年12月25日）

令和6年度第3回は、大崎電気工業株式会社を訪問しました。
建物に設置されているスマートメーターなどの電気機器を製造している会社です。
同社は1937年に設立し、1963年に三芳町に埼玉事業所を竣工しました。

広い敷地の中には、製品別に7つの工場があります。また、設計部門と製造部門が埼玉事業所に集約されているため、一貫した生産体制を整えています。

今回は特別にスマートメーターの工場内を見学させていただきました。

スマートメーターとは、住宅やオフィスビル、商業施設などの電気使用量を自動で計測し、電力会社との通信機能を保有している機器になります。
私たちの生活に当たり前に存在しているスマートメーターですが、2008年に日本で初めて導入し、これまで改良を重ねてきた歴史を拝見しました。現在、同社は全国的には4割程度のシェアを占めています。

スマートメーター工場は、24時間稼働し、ピーク時には1日あたり約1万台を生産しています。その製造工程においては、AIを活用した自動化を推進しており、現在、工場内の9割以上が自動化されています。
また、国内のみならず海外にも工場を保有しており、現場の進捗を把握するため、各工場の生産状況をリアルタイムで確認できるシステムを導入しています。

意見交換では、髙田執行役員より、「新卒採用時には全国から応募をいただくが、三芳町の“町”が田舎のイメージがあり、あまり良い印象を持ってもらえない。そのため、三芳町が全国区になるようもっと盛り上げてほしい。」というご意見をいただきました。
昨年、世界農業遺産に認定された武蔵野の落ち葉堆肥農法を活かし、日本全国から三芳町を訪れていただけるまちづくりを推進していきたいとお話ししました。

同社のハンドボール実業団チーム「大崎オーソル埼玉」は、日本ハンドボールリーグでご活躍されています。
また、当町との協働事業として、みよし大崎ジュニアハンドボールチームを2014年に結成し、地域の青少年育成にご尽力いただいています。
大崎オーソル埼玉の試合については、富士見市立市民総合体育館や和光市総合体育館など近隣でも行われますので、ぜひ会場に足を運んでいただき、選手の迫力あるプレーをご覧ください。