現在位置ホーム > 観光・産業・ビジネス > 農業・商工振興 > 町長の企業訪問 > 第10回 町長の企業訪問 (平成22年7月20日訪問)
企業理念「五つの幸福」
住所 | 〒354-0043 埼玉県入間郡三芳町大字竹間沢381番地1 |
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電話 | 049-258-1490 | |
FAX | 049-259-1270 | |
創立 | 明治2年(創業) | |
主要生産品目 | 各種パン・和菓子・洋菓子の製造及び販売 |
町長の企業訪問も第10回目を迎え、今回は「株式会社木村屋總本店三芳工場」を訪問しましたので、その内容につきましてお知らせします。
当日は、大塚常務を始め、高橋工場長、鈴木製品課長、黒住製造課長、川野辺営業課長、横山設備課長、川野管理課長、大谷木総務課長の方々が出席されました。大塚常務からのご挨拶のあと、高橋工場長から会社概要について説明していただきました。
株式会社木村屋總本店は、明治2年に東京芝日陰町(現在の新橋駅周辺)において、木村安兵衛氏により「文英堂」として創業されました。翌明治3年、京橋区尾張町(現在の銀座付近)に移転し、屋号を「木村屋」と改称されました。
明治7年には銀座4丁目(銀座煉瓦街)に店舗を構え、同年「酒種あんぱん」を考案・発売。翌年には明治天皇に献上され、その後「木村屋のあんぱん」は銀座名物となりました。以後、木村屋の看板商品として、現在も変わらぬ味を伝えています。
三芳工場は、昭和40年10月9日に生産を開始し、平成20年2月には神奈川県の藤沢工場の業務を統合し、今では、株式会社木村屋總本店の工場の中で最も規模の大きい工場となっています。
取引先は、イトーヨーカドー・ダイエー・ヤオコー・マミーマートなどのスーパーマーケットやローソン・am/pmなどのコンビニエンスストアー等、首都圏の約3,200店舗(8,000店)で、年間の売上高は50億円にものぼっています。
新たな開発商品として、国産米粉100%使用の「米粉(こめこ)パン」があります。小麦粉に比べてコスト高ですが、もっちりとした食感、お米の旨み、ヘルシーで栄養たっぷり、腹もちが良いことから、売れ筋とのことです。
今後の取組みとして「良品質の米粉の安定供給」「官民一体によるコスト低減」「消費者へのPR活動の推進」を掲げています。
また、敷地内に、工場内の電力需要を賄うため、都市ガスによるコージェネレーションシステム(熱電併給設備)を設置・稼働し、CO2削減に貢献しています。
最後に、直売店の「さくらBakery」を見学させていただきました。地域の皆さんにもっと「キムラヤのパン」を味わっていただきたい、そして少しでも地 域の方に還元していきたいとの思いで、生産工場ならではの低価格で販売しており、ご近所の皆さんから大変好評を得ているとのことでした。また、こちらの店舗でも、「マイバッグ持参運動」を実施し、環境保護に取り組んでいるとのことでした。
創業141年の同社ですが、「老舗とは、ただ古い店にあらず」を掲げ、これからも限りなく成長を続ける決意であることを強調されていました。
「さくらBakery」
「さくらBakery」店舗内の様子
観光産業課/商工観光担当
電話:049-258-0019(内線:214・215) / FAX:049-274-1013
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