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「食品ロスの削減の推進に関する法律」が令和元年10月1日に施行されました。
この法律は、食品ロス削減に関し、国、地方公共団体等の責務等を明らかにするとともに、基本方針の策定その他食品ロスの削減に関する施策の基本となる事項を定めること等により、食品ロスの削減を総合的に推進することを目的としています。
もったいない~
まだ食べられるのに捨てられている食べもののことを「食品ロス」といいます。日本では年間約1,700万トンの食品廃棄物が出されていますが、このうち食べられるのに廃棄されている食品は500万~800万トンに及びます。
日本の食品ロスは年間500万~800万トン。この数字は、世界中で食べものが足りなくて苦しんでいる人々への世界各国からの食料援助量である年間約400万トン2倍もの量があります。食べものを必要としている人たちがいる一方で、売れ残りや期限切れ、食べ残しが原因でたくさんの食べものが捨てられています。
どうしたら食べものをムダなく、大切に消費できるのかを考えなければいけませんよね。
食品メーカーや小売店、飲食店、家庭など、さまざまな場所で食品ロスは発生しますが、実は年間200万~400万トンの食品ロスが家庭から出ています。これは食品ロス全体からみると半数にあたる量です。
食品ロスとなっているもの | 発生量 | |
小売店 | 新商品販売や規格変更に 合わせて店頭から撤去され た食品(定番カット食品) 期限切れなどで販売できな くなった在庫など |
300万~400万トン |
食品メーカー | 定番カット食品や期限切れ 食品などの返品 製造過程で発生する印刷ミ スなどの規格外品 |
|
レストランなどの飲食店 | 客が食べ残した料理 客に提供できなかった仕込 み済の食材など |
|
家庭 | 調理の際に食べられる部分 を捨てている 食べ残し 冷蔵庫などに入れたまま期 限切れとなった食品など |
200万~400万トン |
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合計 | 500万~800万トン |
みなさんはどんなときに食べものを捨てていますか。
腐ってしまった、カビが発生した、賞味・消費期限がすぎた、など理由はいろいろあると思います。実は家庭から出される生ごみの中には、まだ手をつけられていないものが2割、さらその4分の1は賞味期限前のものが捨てられています。また野菜を厚くむいてしまうなど、調理の際に食べられる部分まで過剰に捨てたり、食べ残したりすることも食品ロスの原因となっています。
安いからと必要以上にまとめ買いをしたり、買い置きがあるのに同じ食材を買ってしまったという経験はありませか。これでは、食材を腐らせてしまう原因になってしまいます。買いものに行くときは、冷蔵庫の中を確認し、必要なときに必要な分だけ買うように心がければ、ムダな食品ロスを減らすことができます。
食材は最後まで使い切り、食べきるよう心がけてください。長ネギの青い部分やくず野菜なども、工夫次第でまだまだ料理に活用することができます。料理は食べられる量だけ作るようにすると、食べ残しも減らすことができます。
食品の期限表示には「賞味期限」と「消費期限」の2種類があります。賞味期限を過ぎた食品は、すぐに捨てるのではなく、見た目やにおいなどで個別に判断してみましょう。
長期間保存ができる商品に表示されています。「おいしく食べられる期限」なので、期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
品質の劣化が早い食品に表示されています。「安全に食べることができる期限」なので、期限を過ぎた場合は食べないほうがよいとされています。
家庭内の食べ残しは、料理を作る量を調整すれば解決します。では外食のときはどうでしょうか。注文した料理の量が多かったり、食べられない食材が入っていて残してしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。こうした食べ残しを減らすためには、注文時に料理のボリュームや食材を確認するとよいでしょう。あらかじめ「少なめにできますか」「○○を抜くことはできます」とお願いしておけば、ムダな食べ残しも減らせます。
食材をムダなく使いきるためのさまざまな工夫を「キッチンエコ術」として紹介し、食べものを大切にすることを呼びかています。家庭内の食品ロスを減らすために、ぜひ参考にしてみてください。
消費者庁では、政府が行っている食品ロス削減に関する取り組みや情報などをホームページ上でまとめて紹介しています。
食べきりSaiTaMa大作戦(埼玉県)
食べきりSaiTaMa大作戦(たべきりさいたまだいさくせん)とは、 食べきりスタイル、食べきりタイム、食べきりメニューの3つの取組で食品ロスを徹底的に減らす作戦です。
環境課/環境対策担当
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