病気になったときや、けがをしたときに治療に役立つ「薬」。しかし、正しく使用しなければ、薬の効能が発揮されないことや、思わぬ副作用を引き起こすこともあります。また、薬の量が増えることで、体への負担や自身が支払う医療費(薬代)の負担、さらには国民健康保険財政の負担が大きくなることにもつながります。
重複服薬とは、複数の医療機関を受診し、同じ効能の薬が重複して処方され、それを服用することです。
多剤服薬とは、必要以上に多くの種類の薬が処方され、服薬することです。
病気になったときや、健康状態に不安があるときに相談できる身近なかかりつけ医を見つけましょう。かかりつけ医をもつことにより、ふだんの健康状態や病歴・病状を把握してくれる、その人に合わせた健康管理のアドバイスを行ってくれる等のメリットがあります。
かかりつけ薬局をもつことにより、薬剤師が皆さんの薬歴や体質などを把握したうえで、薬の使い方や疑問に答えてくれます。複数の医療機関で処方される薬の飲み合わせや重複処方をチェックしてくれる、ジェネリック医薬品に変えたい場合など、薬に関することなら何でも相談できる等のメリットがあります。
お薬手帳は、自身が使っている薬の名前・量・日数・使用方法などを記録するための手帳です。医療機関や薬局を利用する際には必ず持っていき、医師や薬剤師に提示しましょう。また、お薬手帳を複数持っていると、処方された薬が重複しているか確認することができません。手帳は1冊にまとめましょう。
セルフメディケーションとは、自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすることです。
セルフメディケーションを行うには、適度な運動、バランスの取れた食事、十分な睡眠・休養を心がけ、体調管理(体温・体重・血圧等の測定、健康診断の受診等)に取り組み、日頃から健康を意識すること、自身の身体の状態を知ることから始まります。
OTC医薬品とは、薬局やドラッグストアで処方箋なしに購入できる薬です。OTC医薬品は「要指導医薬品」「一般用医薬品」に分類されます。一方で、医師や薬剤師が処方する薬を「医療用医薬品」と呼びます。軽度の不調であれば、OTC医薬品を活用し健康管理に役立てることができるため、OTC医薬品を上手に利用することは、購入者自身のセルフメディケーションの向上につながります。
住民課/保険年金担当
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