東京フィルハーモニー交響楽団の首席ホルン奏者で、三芳町ふるさと大使の髙橋臣宜さんから活動情報が届きました!
以下の通りご紹介します。
令和4年9月5日〜8日の4日間、岐阜県飛騨市において、門下生を対象に行いました。
受講生は全員PCR検査を受け、出発日当日には医療用の抗原検査を実施し、期間中も感染対策班をメンバーより選出し、厳重管理の中で行いました。
飛騨市は映画「君の名は」の舞台としても有名で、特に文化芸術にたいへんに理解があり、助成金の援助など、多大な協力体制が構築されております。
自然に囲まれた合宿所は24時間、外でも音が出せます。
飛騨市交流文化センターでは成果発表会と公開レッスンを行い、教育活動に従事しました。
東京フィルハーモニー交響楽団、9月定期演奏会は、東京フィル首席指揮者、マエストロ、バッティストーニによる、マーラーの交響曲5番とリストの巡礼の年第2年、「イタリア」より「ダンテを読んで」です。
作曲家としての顔も持つMo.バッティストーニが、リストのピアノ曲をオーケストラに編曲した作品です。超絶技巧のピアノ作品がオーケストラにてどう描かれるのか、ご期待ください!
メインとなる、マーラーの交響曲第5番、俗称として「マラ5」と呼ばれる、マーラーの交響曲の中でも1〜2を争う人気曲です。
第3楽章は、オブリガートホルンとして、謂わばソリストの扱いでホルンソロが書かれてます。高橋が担当致しますが、近年ですと立奏にて演奏させるマエストロが多いですが、Mo.バッティストーニはいかに?
10月、東京フィルでは、名誉音楽監督チョン・ミョンフンによるヴェルディ作曲の喜劇【ファルスタッフ】を演奏致します。
たくさんの名作を書いたヴェルディですが、そのほとんどすべてが悲劇。
この【ファルスタッフ】は、上演されるオペラとしては唯一の喜劇。
聴きどころはなんと言っても超豪華、豪華過ぎる歌い手陣!日本を代表する歌い手さん達がマエストロの下に集いました。
マエストロとはもうだいぶ以前から打合せをし、準備を始めているとか…。
ブラボーの声出しはまだできませんが、ホールで、生の声と演技を堪能しながら、思い切り笑ってみてはいかかでしょうか?
●たかはし たかのり
山形県出身、三芳町在住。東京フィルハーモニー交響楽団の首席ホルン奏者で、
ザ・シンフォニエッタみよしのメンバー。ホルンと車と三芳町をこよなく愛す。
今回はオーケストラの「仕事」について皆さんにお教え致します!
われわれ音楽家は、演奏会の本番と、そこに向かうリハーサルが「仕事」になります。
通常、オーケストラの定期演奏会(自主公演演奏会)などは、大体3日間リハーサルがあり、本番にのぞみます。1日のスケジュールは、1時間を1コマとし、小休憩15分程度、食事休憩を挟みながら、大体3コマから4コマのリハーサルを行います。
「なんだ、全然時間は短いじゃないか!」と思われるかもしれませんね。ですが、限られた時間の中で、手際よくリハーサルを進められるように、指揮者を含む、すべての楽員は事前に曲を勉強し、それぞれ個人が時間をかけて練習して全体リハーサルにのぞみます。譜面は事前にオケから借りる事ができ、演奏家は、その先、その先の「仕事」の練習を常に行なってます。
リハーサル当日は、大体の楽員は、リハーサル開始の1時間程前には席に付いてスタンバイしている事が多いです。
早い楽員は2時間前、高橋も2時間前には現場に到着して楽器のウォームアップを始めております。
演奏会本番は約2時間程度ですが、その「2時間」を成功させるために楽員は、その何倍にも及ぶ練習時間や曲の勉強をしてのぞんでおります。
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