現在位置ホーム > 観光・産業・ビジネス > 農業・商工振興 > 町長の企業訪問 > 第6回 町長の企業訪問 (平成21年5月14日訪問)
住所 | 〒354-0045 埼玉県入間郡三芳町大字上富181 |
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電話 | 049-258-6000 | |
FAX | 049-258-9121 | |
創立 | 昭和34年10月(創業:昭和26年8月) | |
主要生産品目 | 精密冷間鍛造による自動車部品、機構部品、音響(スピーカー)部品等の製造 |
視察前の懇談の様子
第6回目は、上板塑性株式会社を訪問しましたので、その内容につきましてお知らせいたします。
当日は、代表取締役社長の武山睦子さん、専務取締役の武山眞一郎さん、技術部長の有馬さん、製造課長の渡辺さんが出席をされました。会社概要について武山社長から説明を受け、製造については有馬部長から説明をいただきました。
その後、製品の作業工程を見学のため、工場内を視察させていただいた後、懇談会で意見交換をさせていただきました。
挨拶をする鈴木町長
挨拶をされる武山社長(左より、武山社長、武山専務、有馬部長、渡辺課長)
上板塑性(株)は、昭和26年に東京都板橋区上板橋において、近野金之助氏の手によりネジ加工業として創業されました。その後、昭和34年に有限会社上板螺子製作所として操業を開始し、スピーカー用センターポールピースなどを営業品目に加えました。昭和39年には、冷間鍛造プレス第1号機を導入して、生産拡大を図ると同時に、昭和44年三芳町北永井に埼玉工場を増設されました。昭和48年には、埼玉工場を現在地に移築したのを機に、昭和49年上板塑性(株)として組織変更され、その基盤を築かれました。昭和57年には山形工場を新設され、平成6年関連会社として、アメリカカリフォルニア州に現地法人上板インターナショナルを、更にメキシコティファナに現地法人カミメックスをそれぞれ設立し、その後音響部品から自動車部品へのシフトを進める中、海外での生産拠点として順調な業績をあげられてきており、今後もあらたな戦略に向けて海外への事業展開を考えているということでありました。
自社製品について、鈴木町長
に説明をする武山専務
平成9年に武山睦子氏が代表取締役社長に就任しました。平成13年には、「ISO9002」の認証を取得。平成14年に「ISO9001:2000モデル」認証取得、平成16年に「ISO14001」を認証取得、平成17年に「ISO14001:2004モデル」を認証取得、翌年に本社を三芳町上富に移転、平成19年には「ISO/TS16949」を認証取得され現在に至っているとのことでありました。
主要得意先としては、株式会社日立製作所、株式会社ケーヒン、明石機械工業株式会社、ミネベア株式会社、豊生ブレーキ工業株式会社、株式会社リケン、日発販売株式会社、ナブテスコ株式会社、第一工業株式会社、株式会社サンノハシ、東北パイオニア株式会社、ポーズコーポレーション(アメリカ)等。
主要な仕入れ先としては、JFE条鋼株式会社、住友金属株式会社、大同特殊鋼株式会社、神戸製鋼株式会社等とのことでありました。
自動車部品
バイク部品
機構部品
音響(スピーカー)部品
非鉄部品
上板塑性(株)は、企業理念にもあるように
「人に負けない製品を造ること」
をモットーに、スピーカーの磁気回路部品や自動車部品、機構部品を中心に、冷間鍛造技術の最先端を進んでいる企業であります。近年は精密切削複合機やCNC機構のある三次元測定器の導入を行い、完成度の高い製品作りの充実を図ってもいるとのことでした。
また、金型もリードタイム短縮を図るために高精度金型加工マシーンを導入し、社内にて短時間で製作できるようになり、今まで以上に「高品質で低コスト」の製品をより早く提供できる会社を目指しているとのことでした。
従業員の方の作業風景
また上板塑性(株)の冷間鍛造成形技術は、業界でも高い評価があり、東京ビッグサイトで開催された全国の機械技術が集結する「第13回機械要素技術展」でも、その技術を紹介するコーナーを設置したとのことでした。
社長の武山さんは、企業経営者の立場から三芳スマートインターチェンジを活用した、地域活性化に関する調査研究会議の委員としてご意見を伺ったり、今現在は、行政改革懇談会の委員として、適切なアドバイスも頂戴しております。
懇談会の様子
懇談会の様子
観光産業課/商工観光担当
電話:049-258-0019(内線:214・215) / FAX:049-274-1013
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