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羽生山稲荷神社は、北永井とふじみ野市大井との境にあります。林に囲まれた静かな場所で、参道には朱色の鳥居が立ち並びます。羽生山稲荷が祀られた起源は不明ですが、昔、はらみの狐(お腹に子を宿したキツネ)をヤマ掃きに来た人が殺してしまい、祟りがあったので稲荷として祀り込んだという言い伝えがあります。
羽生山稲荷は、農業地帯には珍しく作神としてよりは失せ物・商売繁盛にご利益があるとして信仰が広まりました。昭和の初め頃は、ふじみ野市大井や原の商人たちは初午に羽生山稲荷に集まって商売繁盛の祈願をし、その後、酒や甘酒を飲みながら商談をしたそうです。羽生山稲荷に祈願すると、その利益で必ず商売がうまくいくと、広く信仰を集めました。また、はらみの狐を祀っているので、女性のための神でもあると花柳界や接客業の女性たちの信仰も集めました。
祭礼は、3月10日の初午祭です。この稲荷の願かけは、人目にとまらにようにひっそりとおこなうのがよいそうです。そして、その願いがかなうと、奉納旗や朱の鳥居を奉納すると言われています。ただ、霊験あらたかな反面「はらだちっぽい神様」だそうで、丁重に祀らないと後で後悔するかもしれません。
(6-A・B番線)
鶴瀬駅西口発〜三芳役場・(A・上富)・(B・セントラル病院)経由〜ふじみ野駅西口行き
羽生山住宅下車
(6-A・B番線)
ふじみ野駅西口発〜(A・上富)・(B・セントラル病院)・三芳役場経由〜鶴瀬駅西口行き
羽生山住宅下車