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歴史をたどろう

寺社めぐり

多福寺

三富開拓農民の菩提寺

多福寺本堂

銅鐘

山門

三富新田の開拓には、出身地の異なる農家が集まり、協力して開拓を進めていました。そのため、農村としてのまとまりや連帯感情を作り出す必要があり、元禄9年(1696)8月、三富新田開拓の命を出した時の川越藩主柳沢吉保は、菩提寺として上富に「臨済宗三富山多福禅寺」、祈願所として中富に「毘沙門社」(現毘沙門堂・別当寺:多聞院)を建立しました。それまでは、三富新田に入村した農家の菩提寺は、上富村が亀久保村(現ふじみ野市)地蔵院、中富村・下富村は大塚村(現川越市)西福寺としていましたが、多福寺建立によって三ヶ村とも菩提寺を多福寺とし、三富新田の農家の精神的な支えとなりました。

多福寺には、重臣であった曽根権太夫が寄進した銅鐘(県指定文化財)や、吉保直筆の「参禅録」をはじめ多くの什宝があります。また、境内には春はしだれ桜、秋には紅葉と静寂の中に季節を感じ、訪れる人の心を穏やかにしてくれるでしょう。

住所:〒354-0045 埼玉県入間郡三芳町上富1542
電話:049-258-0837

ライフバス

(6-A番線)
鶴瀬駅西口発〜三芳役場・上富経由〜ふじみ野駅西口行き
多福寺前下車

(6-A番線)
ふじみ野駅西口発〜上富・三芳役場経由〜鶴瀬駅西口行き
多福寺前下車

 


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