ホーム > 観光情報ページ > 歴史をたどろう > 寺社めぐり > 木ノ宮地蔵堂
古くから信仰を集めてきた上富にある木ノ宮地蔵堂。その縁起は、坂上田村麻呂と結びつけて伝えられていますが、真相については明らかではありません。江戸時代まで何度かの荒廃や焼失などの記録があり、現在の堂は、安永6年(1777)に再建されたものです。その本堂内には木造の地蔵菩薩が安置され、天井には107枚の植物画が描かれています。
また、本堂の裏にまわると石の地蔵尊が祀られた奥之院があります。この石地蔵は、寛永19年(1642)に木野目郷(現川越市)の長者であった杉山長五郎から寄進されたものです。文献によると寛永19年に地蔵堂が焼失したと伝えられており、この石地蔵は、地蔵堂焼失直後に奉納されたもので、入間東部地区に残る石地蔵の中では最古のものです。
4月23日(宵宮)・24、8月23日(宵宮)・24日は木ノ宮地蔵堂の縁日で、出店が並び大勢の人が参拝に訪れます。特に、春の祭礼には植木市がたち、賑わいをみせます。また、境内には上富囃子保存会による山車と上富囃子の囃子奉納があり、祭りを盛り上げてくれます。
住所:三芳町上富1501番地
(6-A番線)
鶴瀬駅西口発〜三芳役場・上富経由〜ふじみ野駅西口行き
木ノ宮下車
(6-A番線)
ふじみ野駅西口発〜上富・・三芳役場経由〜鶴瀬駅西口行き
木ノ宮下車